2014年11月13日 | お茶畑より|
冷え込んだ秋の朝。
茶畑にピーンと張った冷たい空気の中に差し込む朝日。
とても清々しく、なんだかパワーをもらえそうです。
茶畑では、毎年この時期になると“整枝”をおこないます。
文字通り、茶の枝を整える作業です。
冬に向けて茎を整えて、来年の一番茶の芽吹きがそろうように
準備をしておきます。
人でいうと“散髪”のようなものですね。
1週間ほどかけて、全ての茶園をきれいに整えていきます。
こちらは裾刈り。
茶摘み機で刈り取れない部分は、
こうして小型の裾刈り機で作業していきます。
通路をあけて光が地面まで入るようにすることで、
地面が温まり、秋の間に栄養を蓄えられる。
こちらも寒い冬を越すための準備です。
整枝を終え、さっぱりとした茶畑はこれから冬の眠りにつきます。
湿度が増す春先まで、ゆっくりと呼吸をしながら仮眠するのです。
今年の冬が暖冬になるのか、厳しい寒さになるのか。
それによって茶葉の組織も変化していくため、
冬の間は、気温を見ながら茶畑を管理していきます。